イヤホンが欲しい

twitterを見ていると―今はもっぱら人の書いているのを眺めるfollowerでしかないので、見るとしかいいようがないのだが―いつの間にか、短い断片的な記述や感想を書くのが正義のような気がしてきて、ブログを前にしても、そんな文章を書いて見たくなる。脳がtwitter化しているのを感じる。

twitterに書けばいいじゃんともう一人の自分は囁くのだが、今のところ慎重に。というのは、これ以上、多媒体に軸足を移すのは時間の配分の問題として難しいと思うからだ。それに「ここと写真ブログだけで、短い文章の世界はもういいんじゃないか」という気持ちもある。これでも十分に断片だと思う。個人の気持ちの問題として、これ以上に断片を吐き出す心理的な動機はない。それから、高いところは平気だけれど、狭いところは恐いと感じる気がある僕にとって、twitterの文字制限はカラオケの個室を思い出してぞっとしないというところもある。

twitter的日常断片記述。
いつも使っているウォークマンのイヤホンが壊れてしまい、難儀している。最近、ステレオ装置を鳴らすのは、せいぜい週末の短い時間に過ぎず、この種のガジェットがないと音楽のない日常を余儀なくされてしまう。新しいイヤホンを購入しようと思うのだが、何がいいだろう。2万円、3万円といった金額を出すつもりはないが、1万円なら検討の範囲内。これまで、カナル式を中心に、ソニーパナソニックオーディオテクニカKossといったメーカーの製品を使ってみたが、イヤホンの音色は呆れるほどものによって違うのを実感させられてきた。

イヤホンは小さいながらも趣味のオーディオの世界だなと思うのは、「よい音とは何か」「どんな音がよい音なのか」という主義主張が製品を形作っている点である。自分に合わない音作りをしている製品は、その種としてどれほど優れていても、使う気にならない。オーディオテクニカは僕の耳には高音が尖っていて、とても使い続けられない。2度試して、2度ともそうだったので、3度目はないかなと考えている。

これに対して、マニアの間では昔から評価が高いKossの「Plug」という商品は、たかだか千円代の商品だったと覚えているが、オーディオテクニカソニーの数千円のものよりもぜんぜんオッケーである。Kossについては、「Plug」がよかったので、もう少し高価な製品も試してみたのだが、どうもこれが一番いい(1万円を超える製品は使ったことがない)。「Plug」は低音が勝ち、反対に高音は丸まっている印象なので、鈍くさいと嫌う人は多いのではないかと思う。Plugについては、「もう少し潤いのある中音を」と注文したい気持ちはないではないのだが、とりあえず、キンキンと変な音はしないし、適当なところで妥協しておかないと、お金を払った後に自己嫌悪に陥ることになりかねない。

で、今回のお買い物候補は、ゼンハイザーとUltimate Earsの商品である。

■Ultimate Ears MetroFi 220

■CX 550 STYLE2

カナル型で、弦楽アンサンブルが比較的まともに聞こえて、というものが欲しい。お勧めがあれば、教えて下さい。