信頼の味

話は戻って昨年12月13日。「シュンポシオン横浜」の前に行われたSJCのウォーキング・イベント「ウキウキ!」の記憶である。


■ウキウキ!SJCの詳細案内(『勇気と想像力、そして少々のお金』2008年12月6日)
■楽しかった「SJC」(2009年2月11日)


お互い初対面が大多数という一行十数人で横浜の港を楽しく歩いた後、中華街で昼食をとった。その際、参加賞としてお手製のジャムが振る舞われた。この日のために神奈川県民の下川さん(id:Emmaus)と広島県民のrairakkuさん(id:rairakku6)が、それぞれ日本の東と西で、手塩にかけて準備してくださったのだ。rairakkuさんはミカン農家であるご実家でつくられたミカンを材料にしてくださった。お手製中のお手製である。

余った数個は「シュンポシオン横浜」の際に、勢川さん(id:segawabiki)が講演の余興として行ってくれた「シリコンバレー度チェック」の高得点者にもおみやげとして渡された。手渡す前にしっかりと講釈をする下川さんと控えめな挨拶をなさるrairakkuさんの姿をパチリ。







僕がもらったのは下川さんがお作りになった分だが、さすが永年デザインの仕事を営んでこられた方の作品だけあって「ウキウキジャム」という見事なラベルまで貼られ、それ自体とても美しい丁寧な包装が施されていた。その夜、親父の体調異変が知らされ、翌朝福岡に立って10日ぶりに自宅に戻ってきたら、冷蔵庫にしまってあったジャムの瓶は食べ盛りの子供らに襲撃されほとんど空になっていたので、僕が頂いたのはほんのひとくちになってしまったが、トーストに塗ったジャムの味は忘れられない。そこにはしっかりと信頼の味がした。お二方にお礼をするのがすっかり遅くなってしまった。下川さん、rairakkuさん、本当にごちそうさまでした。