『回想のロンド』

クラシック音楽関係のディスクと書籍を検索してくれるサイト「Look4Wieck.com」(http://look4wieck.com/)では、いまカール・ベームの『回想のロンド』が画面のトップで紹介されている。

紹介文では、リヒャルト=シュトラウスが、作曲の仕事をしながらベームとのおしゃべりを一向にいとわなかったという、いわば超人伝説の一節にスポットが当てられている。この『回想とロンド』、原題は『Ich erinnere mich ganz genau』、つまり『私は正確無比に記憶している』なんだよね。いやはや、なんというべきか。『回想のロンド』とは、またロマンチックな邦題にしたものだが、たしかにこのまま原題を生かした題をつけても売れないよね。無骨なベームらしさが出ているのは間違いないとしても。