「シュンポシオン横浜」は“大”である必要はない

「大シュンポシオン」をぶちあげた吉岡さん(id:future-human)にひと言。
吉岡さんは親切にも次のように昨年の「シュンポシオン横浜」を持ち上げてくれた。

“大シュンポシオン”とは、ようは昨年のシュンポシオン横浜クラスの大きな集まりのことを指しているんですが、いちいち「昨年のシュンポシオン横浜クラスの大きな集まり」と言ってやりとりするのが面倒なので、勝手ながらとりあえず大シュンポシオンと呼ばせてもらいます。

昨年12月の「シュンポシオン横浜」には、ほんとに驚くほどたくさんの仲間が集まったなあと、いまだに深い感慨に浸っている。エントリー50人、そのうち47人が足を運んでくれた。まさに「大」シュンポシオンである。

しかし、この「大」は最初からそうしたものとして存在していたわけではない。参加してくれた皆さんの熱意、前向きな思いがあって、それらを足し算したら結果として「大」になったというのが正しい。7月1日に会社を半日休んで、12月分の会場確保のため横浜情報文化センターの抽選会に足を運んだときには、同センターの建物がある日本大通りを歩きながら「いったい俺は何をやっているんだろ」ととてつもなく不安だった。20人は集まる。いちおう40人や50人来ても大丈夫な会場を、と例の部屋を押さえることにしたが、もしかしたら、「参加します」と回答してくれた人たちは冗談でそう言っているだけで、実は当日やってきたのは10人だったということがあるのではないか、とそんな思いに襲われた瞬間があったのである。いや、ほんとう言うと、これはありえないことではあるのだけれど、みんな夢なんじゃないか、ブログの向こうに誰かがいるなんてほんとはないんじゃないかという想いがよぎったのだ。それぐらい確かなことは何もなかった。

事の次第は次回も変わらない。最初から2回目の「シュンポシオン横浜」が大人数の会として約束されているかといえば、違うだろうと思う。今回行ってみたけどピンとこなかったという人もいるはずだし、主催者のスタンスに愛想を尽かしてこない人もいるだろう。来たくても仕事の都合で出席できなくなる人もいるだろう。手元不如意のケースだって、家族の同意をとれないケースだってありえる。ブログはもう卒業という人も増えてくるだろう。そう思うと、次回も「10人から50人プラスアルファ」が前提である。

だから、もし吉岡さんがブログの仲間と新しい趣向の会をやってみようというのであれば、最初は10人だって構わないはずだからやってみたらと申し上げたい。その際、「シュンポシオン横浜」はお休み。だって、遠方からくる方の負担を考えたら、全国の皆さんにお声がけするような機会が何度もあったら困るでしょ。

結びに言っておくと、「シュンポシオン横浜」の方は「大」であろうが、「小」であろうが関係ないというスタンスで続けます。2年に一度、あるいは3年の一度になるかもしれないが、回数も別に関係ない。「参加にあたっては君の主体性を問う」なんてことも決して言わない。めざすのは偉大なるマンネリ。短い時間だけれど、肩肘張らずに、また楽しくゆったりとお喋りをしよう。