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宮崎のおっちゃんの言うことはきらいじゃない

宮崎駿さんのことですけど。他人の受け売りですが、おっちゃんは、養老孟司さんとの対談で、「情報とかインターネットっていうのは、基本的に相手を操作しようとする願望じゃないかと思うんです。相手に自分の影響力を与えたいということなのではないか。」…

さえずりとつぶやき

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どうしてみんなtwitterで情報発信をすることを「つぶやく」と表現するのだろう。あれはサービスの名称に即して言えば、「さえずる」「ぺちゃくちゃしゃべる」であるはずで、二つの言葉のイメージには大きな乖離がある。あのサービスを考えたアメリカの人たち…

マクルーハン

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「メディアはメッセージである」とマーシャル・マクルーハンが語ったのは1960年代半ばのことである。いま、読んでいる本の一節によると、この韜晦な文章の語り手は、当時、米国マスコミの寵児といってよいようなスター扱いを受けていたらしい。半世紀経つと…

twitterの続き

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twitterのアーキテクチャは恒常的に使うのには出来損ないだろと思う。たった30人をフォローしてみただけで、もうわたくしめには無理。「飯食った」みたいなメッセージに時間を無駄に消費するわけにもいかず、まじめに使う気が失せる。少し見ないと100や200の…

twitter

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なんか、みんなtwitterに精を出して、おかげでブログ空間はすかすかになってるような印象あり。と、twitter風に。

梅田さんの「残念」について

梅田望夫さんが、はてなブックマークには馬鹿なコメントが多すぎると発言したり、Webメディアのインタビューで、『ウェブ進化論』以降の日本での成り行きにがっかりしたという趣旨の発言をしたことに対し、多くの批判がブログ界に巻き起こった件については、…

transparencyの問題

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AさんがブログとFacebookとtwitterをフルに稼働させてメッセージを発信しているとすると、僕のようにブログだけをやっている人間には、彼が世の中に問うているメッセージの全体像が見えない。そういうことがいま起こっている。Aさんが言わんとしていることの…

梅田さん発言をめぐるぐちゃぐちゃを読んでいると自分の勤め先を思い出したりする

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うーん、ジャパネスクー。*1 *2 *3 *1:「Discover Japan」ともいう。 *2:「いい日旅立ち」ともいう。 *3:冗談が極端に通じない人がときどきいるので用心のために書いておくと、これは通常いわゆるひとつの皮肉と呼ばれる類のものである。

パーソナル多メディア時代をめぐる日記風文章

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twitterを始めたとアナウンスしたら、あっという間にめざといブログ仲間に見つかり、“follow”してくれて、こちらも“follow”をお返しする。と、その日のうちに、yukioinoさん(id:yukioino)が拙ブログのコメント欄で先日おっしゃっていた“twitterのシュンポ部”…

twitterについてもう少し

昨日、twitterについて感想を書いたところ、三上さんからトラックバックを頂いた。三上さんが奄美旅行で体験されたディスコミュニケーションという主題をtwitter的営為の対極に置いた、それはそれは強力なトラックバックである。三上さん、ありがとうござい…

twitterはやばいと思った

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使い始めてたったの三日間、短い英語のフレーズを数回ポストしただけなのだが、twitterはちょっと危険な道具だなと直感、積極的に使うのは止めることにした。ブログのよいところを突き詰めると、twitterに行ってしまう。それはたった2,3日でもうっすらなり…

twitter方面では何が起こっているのだろう

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と想像をたくましくながら、当面自分はさわらないことにしている。 見えない方が楽しいこともあるのはストリップだけじゃないと思うので。

「シュンポシオン横浜」で感じたこと

これはすでに一度ブログに書いたことですが、「オフ会」という言葉には、ネット上の集まりが主であり、リアルはおまけ、むしろ特別な場というニュアンスがあると私には感じられます。そもそもの語義、語源からして、あるいはものの順序からして、サイバース…

Cheese!

「シュンポシオン横浜」にご参加いただく閑歳さんからメールを頂戴し、Webをつかった新しいサービスを教えていただきました。 このサービス、携帯電話やパソコンからメールで写真を転送すると、あっという間にスライドショーにして閲覧を可能にするという趣…

リアルとネットの裂け目で

勤め先の人にこのブログを見つけられたことを紹介した。それが一昨日。そして昨日のことである。編集者のKさんが僕の机の横にやってきた。 「中山さん、ブログ書いてます?」 とおっしゃる。「うん、書いているよ」と応答しながら、昨日のエントリーに登場し…

しんぷる先生の翻訳プロジェクトにはたまげた

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金城さんとこの共同翻訳プロジェクトが終わって来週に東京目黒で打ち上げがある。■MyOpenArchiveにアップしたので打ち上げ告知金城さんのやることにはいつも驚かされるが、今回も例外ではなかった。ちゃんとした説明がないので、この人の動きは一見するとカ…

『私塾のすすめ』ってどこが面白いんですか?

先月だかの金城さん(id:simpleA)の「わいわい」の席で、誰からだったか「『私塾のすすめ』ってどこが面白いんですか?」と尋ねられた。そのときにはすでにエビスビール2パイントを飲み、酔っぱらい方面に移行途中だったので、「うーん」とかなんとか言ったき…

新しい「はてなフォトライフ」がいい

新装開店になった「はてなフォトライフ」が抜群に使いやすい。トップの一覧画面も従来の趣味性の高いデザイン・インタフェースから、きりっとした簡潔明瞭な画面になって好感度が上がったし、アップロードの簡単さが何よりも秀逸である。パソコンの写真フォ…

世界一住みやすい都市

写真ブログで使わせてもらっているgooを見ていたら、「世界一住みやすい都市ランキング」というレポートに行き当たった。世界的に評価されている二つのコンサルティング会社がそれぞれ作った「住みやすい都市ベスト20」が紹介されている。二つのリストを眺め…

もいちど「Look4wieck.com」

週末に紹介したクラシック検索エンジンの「Look4wieck.com」ですが、申し訳ないことにエントリー後何時間がリンク切れにしてしまいました。sergejoさん、ごめんなさい。お詫びの意味で再度掲載させていただきます。画面右上の赤いボタンを押すと検索画面に移…

再度、がんばれ、はてな

はてなの近藤社長がシリコンバレーから帰ってくることになった。1年半前に近藤さんが渡米を発表したときに、一ユーザーとして、また日本に生きる一市民として、近藤さんの決断に男気を感じ、そこを出発点とした感想を「はてなのアメリカ進出によせて」と題し…

梅田望夫が「山梨旅行」を語った

もう次の号が出てしまった今となってはあらためて書くのも若干気が引けるのだが、文藝春秋・新年特別号に「黄金世代の勉強術」という企画があって、12人の“賢者”が文春読者に最新の勉強法を教授するというテーマで寄稿を行っている。その“賢者”の一人が梅田…

碩学にだって分かってないことはあるらしい

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三上さんが昨日のコメント欄で教えてくれた松岡正剛のブログに関する文章を読んできた。 これははなはだ分かりにくい文章である。希代の碩学松岡正剛を向こうに回してお馬鹿なチンピラがいちゃもんをつけるのはなかなか勇気がいるが、ロングテールがトラック…

「Googleドキュメント」を使い始める

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美崎薫さんにはたいへん申し訳ないのだけれど、最近ブログの下書きをこれまでの「SmartCalendar+エディター」ではなく「Googleドキュメント」を使って書き始めた。複数のロケーションやPCを使わざるを得ない状況になってしまい、そうなるとWebアプリケーシ…

ドレスデン国立歌劇場の日本ツアーブログ雑感

クラシック音楽ファンのBさんが、ドレスデン国立歌劇場のサイトに日本ツアーの模様を伝えるブログが掲載されているのでご覧になったら、とメールで教えてくれた。早速行ってみた。歌劇場の広報スタッフの人が綴った滞日日記である。こういう有名人ではない…

梅田さんが書いたこと、書かなかったこと

11月16日(金)に書いたエントリーの続き、「ここで書かれていることと、梅田さんが彼のブログや、本書『ウェブ時代をゆく』の中で繰り返している「大きな企業に勤めるだけが人生じゃないよ。みんな、もっと多様な生き方を視野に入れたらいいのに」という趣…

それは経済のゲームではなかった

去年の暮れ、僕は梅田望夫と平野啓一郎の対談『ウェブ人間論』の感想をこんな風に書いた。梅田さんがネットの世界の経済活動は規模的には案外限りがあると発言し、それに対して平野さんが「そうですか。僕なんかが『ウェブ進化論』を読んだ感じでは、もっと…

池田信夫blogの『ウェブ時代をゆく』批判を読んで

梅田さんのサイトからリンクをたどり、『ウェブ時代をゆく』にも登場する小飼弾さんのブログを経由して池田信夫さんのブログ(たまに目にしている)に到達した。そこで強烈な梅田批判の一文を読んだ。http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/c3fd47bcbacc477d63…

『ウェブ時代をゆく』は梅田さんがはっきり出た本だ

梅田望夫著『ウェブ時代をゆく』が力作であることは言を待たない。著者の力の入り方は並大抵ではない。何よりも、その熱意と知力によって次代を担う若者たちの精神的な先導者たろうという梅田さんの心意気に、まずは一読者として敬意を表しておかねばならな…

新聞大連合の話

日経、朝日、読売の勝ち組新聞社3社が共同でポータルを作るという。第四の権力の皆様も今のままだとちょっとまずいかなーと考えているようで、それなりに知恵を凝らし、プライドもちょっとだけ忘れて、従来ならば決してあり得なかっただろう3社のタッグを実…